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和三盆

和三盆糖は干菓子などに用いられる日本独特の砂糖。口にいれると淡雪のようにとけ、上品な甘さだけが舌に残る。
これは竹糖と呼ばれる和三盆糖用のサトウキビと、研ぎと呼ばれる独特の製法による。
精製中の砂糖をさらに白くし、糖蜜を抜くために、手水をつけて練っていくのである。一度の研ぎには一日かかる。
製造され始めたころは、研ぎを三回していたことから、「和三盆糖」という名がついた。

現在ではさらに白さを求めて、研ぎを四、五回繰り返す。
研ぎの作業は、砂糖の性質、気温、湿度などによって、水の量や研ぎの時間を調節するなど経験を要するが、熟練した職人さんが少なくなりつつある現在、伝統の手法を守る製糖所が限られているのは、寂しいかぎりだ。
   
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