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京友禅

友禅染には、手描きと型染めがあるが、現在の主力は手描き友禅である。
26もの工程が完全分業化されている手描きの工程のうち京友禅に特徴的なのは、色同士が混じり合うのを糖で防ぐ「糖置き」の技法。
筒に糖を入れ、指で絞り出すようにしながら白生地(絹)の上に糖を置いていく。
線の太さを一定に保ちながら、時として勢いのある表現も必要となる。

京友禅ならではの精緻で絵画的な美しさは、この「糖置き」の出来によって左右される。
樹置きが済んだ生地は、染料の付着をよくするために豆汁を塗る「地入れ」を施し「色差し」となる。
さらに数工程を経て、刺編や金・銀箱を置く印金を施し、京友禅の華やかな意匠が完成する。
   
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